看護師さんのために書きました

〜本文より〜
はじめまして、神野恵子(かんのけいこ)と申します。
数ある書籍の中から私のKindleを選んで下さってありがとうございます。
この本はシフトで働く看護師のために書きました。
私は看護師として23年間、総合病院で勤務して来ました。
現在は看護師専門の栄養セラピストとして、食事やサプリで看護師さんを元気にするお仕事をしています。
なぜ私がこの仕事をしているのかと言いますと、看護師になってすぐにあることに気がついたからでした。
看護師は患者様の心に寄り添い、食事から排泄のお世話まで全てを行いつつ、医師の指示を遂行し治療の一旦も担うという守備範囲の広さから、とても忙しく責任が重く、ストレスが強い。
なのに、看護師の心身の健康を保つために力になってくれる人が、この世にいない。
今でこそ看護師のメンタルヘルスも担当するリエゾンナースなる看護師もいますが、私が看護師になった平成の初め頃はそのような人はいませんでした。
私が最後に勤務していた総合病院にはリエゾンナースが数ヶ月に1回来ていました。
部署のボードに申込書が張り出されている状況に、「こんなものに申し込んだら病んでると思われそうで嫌だ。」
と同僚が話しているのを聞いて、確かに本当に辛い看護師にとって、ここに記名し、申し込んだ日時に業務を中断して話をしに行くというのは現実的ではないな、と思ったのを覚えています。
やはり今でも本当の意味で、看護師の心と体を支える存在はいないのではないでしょうか?
女性看護師に占い好きが多いのも、頼れる先がないからなのではないかと思います。
探してもいないなら、自分がなればいいんだと思ったのです。
私は看護師だった当時、とにかく疲れやすく、メンタルの浮き沈みがあり、月経前症候群(PMS)にも苦しみました。
なんとかしようと様々な健康法を学びました。
どれも最初はよくても継続するとそうでもなくなったり、継続することでかえって調子が悪くなるものもありました。
この頃の失敗の全ては、拙著「ファスティングの条件」「お酒を飲んでいる夫が嫌いなあなたへ」で詳細を書いていますので、よろしければお読みください。
最終的に私を救ったのは「分子栄養医学」でした。
分子栄養医学を学んだことで食事が変わり、サプリメントも使ってと、実践することで救われたのはもちろんなのですが、その前にまず「自分の不調の理由が科学的に判明したこと」でとにかく救われたのです。
自分が弱いからではないんだということがわかったこと、それだけでまずはとても元気になったのを覚えています。
本書では、看護師の不調の原因を生化学的根拠を元にして説明していきます。
私個人がこうなったからあなたもこうしたらいいよ、という話ではなく、人間なら誰にでも当てはまるお話です。
最後までお読みいただくことで、今あなたが感じている肉体的、精神的苦痛の原因を理解することができます。
そしてまずは、今以上悪化させないための方法を知ることができます。
その上で根本解決のために自分が今後何を選択したら良いのかが理解でき、その一歩を踏み出すきっかけになると信じています。
お買い上げいただいた方に、無料セラピーチケットがついています。