#03 看護師辞めたい時

看護師さんは、人間関係や責任重大な仕事内容などからのストレスが日常的で、常に心身のどこかに疲労や不具合を抱えています。
そのような要因から、離職率が高いことは社会的にも問題になっています。
疲れてしまったら、看護師を辞めてしまうのも悪い選択ではありません。
ですが辞めるにしても続けるにしても、満身創痍で決断してはよくない方向に進む可能性が高いでしょう。明晰な判断力で決めて行きたいですよね。

1. その生きにくさは低血糖が原因かも!?

実は多くの看護師さんが、食事時間が不規則で『低血糖』を起こしやすい状態にあります。

なんとこの低血糖の状態が、物事の受け止め方をネガティブにさせたり、後に後悔するような行動をしてしまうことに繋がっているのです!

できるだけ低血糖を起こさない様に、食べ方を変えて行きましょう。
そうすることで明晰な判断力が得られます。

ヒトの心と体は口から入れたもので出来ています。
今の人生はこれまで食べてきたもので作られているのです。
ここから先の人生は今から食べるものを変えることで、変えていくことができるのです!

低血糖は看護師だけでなく、現代人にとって人生の質を悪化させる大きな問題です。
まずはこの一歩を踏み出して頂くことで、確実に変化を感じて頂けるでしょう。

2. 看護師さんが低血糖になりやすい理由

ではここから私が実際に行っている栄養セラピーに基づいてお話していきます。

シフト勤務をしている看護師は日常的に消耗が強く、日勤の朝は気力も食欲もないため、朝食抜きという方も珍しくありませんね。

朝はブラックコーヒーだけという看護師さんが結構おられます。
更には業務優先で休憩時間も決まってしまうので、お腹が空いたからと言って食事ができるわけでもありません。
そうなると、前日の夕食後から翌日の昼食まで、まるで断食のような状態になってしまっているのです。
こういった環境が低血糖を生じやすい要因といえます。

朝食を食べていたとしても食間が6時間以上開けば、低血糖のリスクは上がって行きます。

更に半断食から急に炭水化物を摂取すると、血糖値が急上昇しその後急降下に転じます。(血糖値の乱高下)

この血糖値の乱高下が、様々な肉体的精神的不具合を引き起こしていると言われています。

実はヒトが1回の食事から維持できる血糖値は2〜3時間と言われており、それ以外の時間帯は肝臓に蓄えたグリコーゲンを切り崩し、それも無くなれば筋肉をグルコースに変えて血糖値を維持しています。

ですがこの仕組みは日常的に消耗している看護師の場合、うまくいかない場合や非常に短時間しか持たない傾向にあります。

そのため低血糖を起こし易く、看護師の心と体に不具合を引き起こしているのです。

3. 低血糖予防具体策 3選

今回は「朝食を作る気力も食欲もない」という状況を仮定して、3つの提案を致します。

1)できるだけ食間を開けない
食間が開けば開くほど低血糖のリスクは高くなりますので、食間は6時間以上開けない方が良いのです。
とはいえ看護師さんは仕事上そういかないことが多いもの。
ですのでまずは、せめて朝食を抜くことはしないということが大事です。
しかしながら消耗が強い場合は食欲も湧いてこないもの。

朝にコーヒーを摂取できているのでしたら、そこに蜂蜜を大さじ1加えてみましょう。
コーヒーの習慣が無ければ、小分けのヨーグルトなどを準備していただき、そこに蜂蜜を加えてみるのはいかがでしょうか。

蜂蜜は非加熱をお勧めします。(本文最後に私が使用していた商品URLがあります)

ここで注意点ですが、「糖質を摂取すれば良いのか?」ということで菓子パンやジュースなどを選択されないようにしてください。

理想は米飯を主食とした食事です。(フリーズドライでもお味噌汁があったら尚良い)
最初はシャケフレークや納豆をかけるだけでも十分です。TKGもいいですね!

2)食事はできるだけ咀嚼できるメニューを選ぶ。
看護師は確保されているはずのお昼休みも十分に休めないことがよくあるので、どうしても早食いになりやすい傾向がありますが、これもまた結果的に低血糖を生じやすい要因となります。
一般的なパンや麺類は、米飯より咀嚼回数がかなり少なくなってしまいます。

3)食べ順を守る
昔からよく言われていることですが、スープ、サラダを食べた後、おかずをあらかた食べた後に主食を食べるというのが「体に良い」とされています。
コース料理や懐石料理がこの順で出てくるのは知っている方も多いでしょう。
この食べ方が血糖値を急上昇させにくいことは事実です。

そう考えますと、1品で済んでしまいがちな「パスタ」「サンドイッチ」「ラーメン」などは自ずと選択肢から外れていくでしょう。
お弁当形式のものを選んでいただくか、サラダ、おかず、おにぎりなど単品を組み合わせて頂いてもいいと思います。

4. まとめ

看護師の精神的・肉体的な不具合はその根底に「低血糖」があることが多いのです。
このコンディションでは物事を正しく認識することが難しくなり、さらにストレスを強めることになっていきます。
看護師という仕事柄、ストレスも高く、更に食事が不規則となりがちで「低血糖」を起こすリスクは高いのです。

できるだけ低血糖を起こさない様にすることが、心身共にストレス緩和に繋がっていきます。
まずは食間を長時間開けない様に、1日3食は摂取するようにしていきましょう。
よく噛んで食べる。
食べ順を守る。
ここからスタートしましょう!

消耗が強い方の場合、この方法では変化を感じられないことがあると思います。
もっと積極的な低血糖予防策は他にも色々ありますので、今後順次アップして行きます。

現在アップされているものですと、#04「疲れた看護師さんの強い味方!」をご覧いただくと参考になるかと思います。

お急ぎの方はIpe栄養セラピーをお受けください。

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~動画内でご紹介した商品です

私が使っていた非加熱蜂蜜(こちらはアソシエイトリンクです)