#04 疲れた看護師さんの強い味方!

看護師さんは精神的にも肉体的にもハードな仕事です。
明らかに消耗が強い職業の一つといえます。
それでいて仕事で気力も体力も使い果たすことになると、自分のケアに時間を割くことが難しくなりがちです。
この悪循環を打破するには、まずはできるだけ手軽に「エネルギー補給」ができること。

これができれば良循環に流れを変えることができます。

疲れた看護師さんを救うアイテム、それは「油」です。
油の中でも「中鎖脂肪酸」、商品名で言いますと、『ココナッツオイル』『MCTオイル』と呼ばれるものです。
この油は体内で素早く体を動かすエネルギーに変換されます。

中鎖脂肪酸は糖質に匹敵するスピードでエネルギーを作ることがわかっています。
私もこれまでのセラピーで随分力を借りました。
その経験から、看護師さんにピッタリの油だと考えています。

MCTオイル、ココナッツオイルの効果的な使い方をご紹介します。
できるだけ看護師さんの現実に則した提案を致します。

疲れやすい状況を解決することで、余力ができると人生変わりますよ!

1. やっぱり看護師さんには低血糖予防が超重要

以前の動画『#3 看護師辞めたい時』で、看護師さんはお腹がすいた時に食事を摂ることができなかったり、不規則で食事の間隔が開きすぎたりしてしまいがちで、低血糖になりやすいとお話ししました。

この状態が長期間継続すると徐々に消耗が進行し、慢性疲労の状態になってしまいます。
そんな事情の看護師さんを強く支えてくれるのが今回紹介する油です。

2. MCTオイル・ココナッツオイル、看護師さんにとってのメリットは?

MCTオイル・ココナッツオイルは「中鎖脂肪酸」を含んでいます。

看護師さんにとって中鎖脂肪酸の部分のメリットは、なんと言ってもハイオク燃料並みのエネルギー産生力です。
その産生力は糖質に匹敵する速さと言われています。

その他にも不規則勤務や飲酒・喫煙の習慣などで悪化しやすい腸内環境を整えてくれるんですよ。

MCTオイルは、ココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけをさらに抽出した商品です。
こちらの方がさらに速やかにエネルギーになってくれます。
疲れやすいタイプの方はこちらを利用した方がいいでしょう。

3. どんな看護師さんが摂るといいの?

①食事が不規則で食間が長い方。
 シフトで働いている看護師さんは全員対象になりますね。

②疲れやすい、疲れが抜けにくい方。

 看護師って何年も何十年も慢性的な疲労状態にあるので、その状態から脱してみないと自 分が疲労状態にあることを自覚できない方も多いのですが・・・。

 常日勤の職場に異動したり、長期の研修で一時的に職場を離れた看護師が「体が楽になっ た。あれは辛かったんだと自覚できた。」ということはよくあることですよね。

③小食の方。
 一度の食事で次の食事までのガソリンが持たないからです。

④過食傾向の方。

 これは病的な過食だけでなく、生理の周期で生じるタイプや、毎回腹パンまで食べてしま う傾向にある人も含まれています。
 食事の後にもお菓子を「つまむ程度」を超えて食べてしまう人も対象です。

 食事の前に低血糖になってしまっていたり、胃腸のコンディションがよくなくて食事から 十分な栄養が吸収できていない場合に過食になる傾向があります。
 ココナッツオイルやMCTオイルはそういった「飢餓感」から生じる過食傾向を抑えてく れる力があります。

⑤お腹が張りやすい、ガスやゲップが出やすい方。

 今までの食習慣やストレス、抗生物質の使用歴なんかの影響で腸内に細菌が異常増殖して いるタイプの方です。

 腸内細菌は善玉菌ならたくさんいた方が良いんじゃないのか?と思われる方もいられるか もしれません。

 ですが、善玉菌でも増え過ぎれば害があります。
 全てはバランスなんですね。

4. 今までの食習慣って?

・小麦や乳製品を使用した食品を好む方。
・食事の6〜8割が炭水化物、もしくは麺類など炭水化物単体で食事を済ます傾向にある  方。

・お菓子類を頻回に常食している方。

・発酵食品を過剰に摂取している方。

上記に該当される方は、お腹の張りやガスやゲップが多くないか一度自分を観察して見られると良いと思います。

一般的な「お腹にいい」と言われている食物繊維や発酵食品を食べるとお腹が張ってくる方は要注意です。(腸内細菌の過剰増殖の可能性あり)

ココナッツオイル、MCTオイルは殺菌力に優れているので、腸内細菌のバランスを適正に戻してくれるという研究結果だ出ています。

5. 商品紹介

ココナッツオイルもMCTオイルも通販で簡単に手に入る商品から紹介します。
文末にご紹介した商品URLを貼っておきます。

まず一番大事なのは、どちらの商品も「ココナッツ由来」であることです。

〜ココナッツオイル〜

国内メーカーでココナッツオイルを購入する場合、信頼できるメーカーはやっぱり「ココウェル」さんかなと思います。
こちらの商品には無臭のココナッツオイルもあるので、お料理にも使いやすいです。
ただ、脱臭しているココナッツオイルはココナッツオイルから受けられる様々なメリットが少し低下することは覚えておいてください。

私は看護師時代、ココナッツオイルのポーションタイプをポケットに入れて働いていました。

ポーションタイプは色々な会社から発売しているのですが、「ブラウンシュガーファースト」さんのポーションは1袋5gで、1回でパッと食べるのにピッタリです。

看護師は仕事が優先ですので、昼食時間や休憩時間が流動的です。
お腹がペコペコでもまだまだ食事休憩に入れない時などに、一瞬でエネルギーを補給できます。

iHerbの商品ならさっきお話しした「ココナッツ由来」だけチェックしておけば、どれを選んでも良いですよ。

ココナッツオイルはそのままカレーのスプーンですくって食べても良いですが、冷えると固まるという性質があるので、ナッツやココアなどを混ぜて氷皿などで小分けにして、小腹が空いた時のおやつにしている人もいます。
私はストロベリーフレーバーを混ぜてホワイトチョコ風にしたりしていました。
ココナッツオイルは甘い香りがするので、糖分が入っていなくても満足できますから、ダイエットにもお勧めです。

これは常温では溶けてしまうので、職場に置いておく時は冷蔵庫に入れておきましょう。

香りのあるものはお菓子作りにもピッタリ。脱臭しているものは和食調理にも使えるし揚げ物にも使えます。

夏に作るカレーにはあえて香りがする方のオイルを使っても美味しいですよ。

〜MCTオイル〜

MTCオイルは液体とパウダーの2種類があるので、両方使いわけも含めてお話しします。

国内メーカーではやっぱり仙台勝山館の商品が良いかと思います。

食品にかけて食べるには液体が便利です。
サラダ・納豆・豆腐などにかけたり、お味噌汁やスープに垂らしている人も多いです。

パウダータイプは少しミルキーな感じになるので、コーヒーやお茶など暖かい飲み物に入れると美味しいです。
ヨーグルトやプロテインに入れている人もいます。

MCTオイルは一気に摂りすぎると胃に不快感を感じることがあるのですが、パウダータイプではこれが出にくい印象です。
初めて摂り入れる方はパウダーがお勧めです。
iHerbでも液状もパウダーも買えます。

iHerbではパウダータイプはすごく人気で、毎回補充されたら数分で売り切れてしまう商品もあります。

MCTオイルは基本的にココナッツの匂いがしないのですが、クライエント様が以前「iHerbで購入したMCTは、ココナッツ臭がほんのり残っていて使いにくかった。」とお話しされていたことがありました。

気になる方は国産のMCTオイルを買っていただくと良いでしょう、仙台勝山館以外にもココナッツオイルでご紹介した「ココウェル」さんもMCTオイルを扱っています。

6. iHerbって?

アメリカの健康食品通販サイトです。

日本人のスタッフがいて日本語で検索・購入ができます。

国内で同じ品質の商品を購入しようとした場合と比べてかなりコスパが良いのでお勧めです。

7. 個人輸入ってちょっと怖い・・・という方へ

iHerbは日本人でも多くのユーザーがいて、安心して購入して頂けるサイトです。
一度アプリをダウンロードして覗いて見たらいいと思います。

多くの日本人のレビューを参照することができます。
食品や化粧品など色々なアイテムを取り扱っていて楽しいですよ。

【摂り入れ方】

まず、お腹が空いても休憩に入れない時には食べて欲しいです。

理想は「お腹空いたな」と自覚する「前に」食べて欲しいのです。
とは言っても看護師さんはそういう感覚を遮断して働いている人が多いので、時間を決めて食べて頂きたいと思います。

例えば日勤なら午前は10時、午後は15時、みたいな感じです。
休憩時間外でも飲水は許されているでしょうから、その程度の時間でエネルギーチャージが可能だから問題ないと思います。

余裕があればカレースプーン1杯食べても良いですが、やっぱり保管にも摂取にもポーションタイプが楽だと思います。
準夜勤でも夜勤でも、とにかく食間が長くなる時間帯にはその中間で、他にはいつもお菓子に手が出てしまう時間帯があればその30分〜1時間程度前に食べておくと良いです。
エネルギーが補給されていればお菓子類への欲求が弱まります。

この時は必ずココナッツオイルをご使用ください。

MTCオイルは単体での摂取はお勧めできません。
単体摂取だと下痢をしてしまうことがあります。必ず食品や飲み物と一緒に摂取してくださいね。

8. 注意点

ありがたいことに、今はココナッツオイルもMCTオイルも一般的なスーパーで買えるようになってきました。

なぜかというと、テレビや雑誌でダイエットに良いと報じられたからなのです。
中鎖脂肪酸は、すばやくミトコンドリアに届いてエネルギーになるので、代謝が活発になるという理屈みたいです・・・。

ですがそれこそが注意点なのです。

最初にココナッツオイルのメリットはなんと言ってもハイオク燃料並みのエネルギー産生力で糖質に匹敵する速さ、とお話ししました。

本来は糖質・タンパク質・脂質の順でミトコンドリアに届いてエネルギーになりやすいのです。

ですが、中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルや中鎖脂肪酸だけを抽出したMCTオイルは、糖質に匹敵する速さでミトコンドリアに届くのです。

おそらく多くの方が、日常生活でココナッツオイルやMCTオイルを利用して来なかったと思います。

糖質過剰なお食事やお菓子類の摂取が習慣化している方に、ハイオク燃料であるこれらのオイルが入ってきてエネルギーを産生しだすと、糖質が余ってしまって脂肪細胞に収納されてしまう可能性があるのです。

簡単に言うと太るということです。

本来、エネルギー産生がスムーズに行って糖質に頼りきらなくてもよくなるので、お菓子類をやめる助けに使えるものですので、これらの油を摂り入れる際には、お菓子類を減らす意識を持ってください。

心と体はお菓子よりこれらの油でエネルギー源を補給することを喜びます。

ココナッツオイルは料理に使っても良いですが、MCTオイルは加熱調理には使えません。

ものすごく煙が出るそうです。

MCTオイルは発泡スチロールの容器を溶かします。

9. 1日の摂取量

〜ココナッツオイル〜

成人でココナッツオイルは1日大さじ1杯程度、5gのポーションなら3袋分です。

〜MCTオイル〜

大さじ1〜2杯程度。液と粉では量が異なるけどあまり細かいことを考えす、どちらにしても大さじ1〜2としてとにかく毎日摂り入れる事を大事にしてください。

MCTオイルは1日大さじ2杯を摂取するにしても、まずは1回量を小さじ半分程度から始めてください。

胃に不快感が出やすいからです。
小さじ1/2杯から始めても胃に不快がある場合は、さらに減らして始めましょう。
徐々になれて摂取量を増やすことができます。

一度に摂取する量は大さじ1杯までですが、女性の場合は小さじ1杯程度が限界の方が多いようです。(下痢しないかも確認しながら増やしてください。)

一気に摂るより小まめに摂取しましょう。
例えば日勤なら朝はコーンスープにMCTオイル小さじ1杯、10時にココナッツオイルポーション5g、15時にココナッツオイルポーション5g、という感じでどうでしょう?夜勤は休憩に入る時間帯で自由にやってみてください。

10. まとめ

小まめに中鎖脂肪酸を摂取することで、食事で摂取した炭水化物が肝臓に貯蔵されているので、食事が取れない時間帯に貯蔵グリコーゲンを使えるようになります。
ひどい低血糖にならなければバテません。その後の過食も避けられます。

正しく利用すればダイエットにも活躍します。

ただ、看護師さんが痩せられない理由はちょっと複雑です。

「食べないダイエット」は逆効果です。
これは別の動画で詳しくお話ししたいと思います。

動画内でご紹介した商品です(アソシエイトリンクです)

iHerb/Quest Nutrition, MCTオイルパウダー、16 oz (454 g)

https://iherb.co/7UvWhqP

Jarrow Formulas, オーガニック、エキストラバージンココナッツオイル、16 oz (473 g)

https://iherb.co/RedifcC